スプレッドシート

スプレッドシートのAVERAGE関数,AVERAGEA関数 | 平均値の出し方

スプレッドシートのAVERAGE関数

スプレッドシートのAVERAGE関数とは

スプレッドシートのAVERAGE関数とは、対象となる複数の数値における平均値を求める関数です。たとえば、「=AVERAGE(A1:A10)」とした場合にはA1:A10の範囲にある数値の平均値を計算します。

AVERAGE関数の構文

=AVERAGE(値1, [値2, ...])
  • 値1:平均を出したいセルないし範囲
  • 値2:平均を出したいセルないし範囲(任意)
シャワーズ

AVERAGE関数は数値以外の文字列が入っていた場合には、そのセルは無視して平均値を出します。

似た関数に「AVERAGEA関数」がありますが、AVERAGEA関数は文字列を0とみなして平均値を出すという違いがあります。

AVERAGE関数の使い方

AVERAGE関数の使い方は、「=AVERAGE()」とかき、かっこの中に平均を出したい範囲を記載します。たとえば下図の場合では「=AVERAGE(E2:E13)」とかいて、範囲内の平均値を求めています。

AVERAGE関数に関連した関数

AVERAGEA関数

AVERAGEA関数は、対象となる複数の数値における平均値を求める関数です。AVERAGE関数との違いとして、AVERAGEA関数は文字列を0として平均を算出する点があげられます。

たとえば誤って全角の数字が入っていた場合、AVERAGE関数では無視します。下図の場合ではE5:E7はないものとして平均を出します。

一方、AVERAGEA関数ではE5:E7をそれぞれ0として扱って平均します。

AVERAGE関数はどの場合でも広く使えるのに対し、AVERAGEA関数はプラスもマイナスもある場合の平均を出すのには使いやすいという違いがあります。そのため、特に理由がなければ汎用的なAVERAGE関数を使ったほうが無難でしょう。

AVERAGEIF関数

AVERAGEIF関数は、特定の条件に当てはまったセルのみで平均を計算する関数です。下図ではB列に「ボール」と入っている場合に限定して、E列の平均を出すために「=AVERAGEIF(B2:B13,”*ボール*”,E2:E13)」と記載しています。

AVERAGE関数のエラー・注意点

[#DIV/0!]関数 AVERAGE の評価により、ゼロ除算エラーが発生しました。

AVERAGE関数のエラーに「[#DIV/0!]関数 AVERAGE の評価により、ゼロ除算エラーが発生しました。」というものがあります。たとえば下図のように、数値を含まないセルを範囲にしている場合に発生します。

この対処法は範囲を正しく入力することです。上図では値の入っていない範囲を「=AVERAGE(F2:F13)」として設定していたので、「=AVERAGE(E2:E13)」と修正すればエラーがなくなります。