スプレッドシートのEQ関数とは
スプレッドシートのEQ関数とは、入力された値2つが一致しているかを判定してくれる関数です。文字列や数値のいずれの場合でも判定はできますが、文字列の大文字と小文字は区別してくれません。「=(イコール)」を使っても同様の結果を得られるので、見やすさを考慮して使い分けましょう。
EQ関数の構文
=EQ(値1, 値2)
- 値1,値2:一致しているか判定したい値
EQ関数の使い方
EQ関数は、=EQ(①,②)のように2つの値を入力して同じか比較します。たとえば「=EQ(A2,B2)」のように入力すると、A2とB2の値を比較して一致していればTRUE、不一致ならFALSEを返してくれます。
シャワーズ
EQ関数は大文字小文字を区別してくれないので、abcとABCは同じとしてTRUEを返します。もしabcとABCに対してFALSEを返してほしい場合は、EXACT関数を使いましょう!
ちなみに「=A2=B2」のように「=」の記号でつなげても同じ結果を返します。
EQ関数と関連した関数
DELTA関数・EXACT関数
EQ関数と似た関数に、DELTA関数とEXACT関数があります。いずれもかっこ内の値が同じか異なるかを判定するのに用いますが、厳密には次のように異なります。
関数名 | 意味 |
---|---|
EQ関数 | ①と②の値が同じならTRUE, 異なればFALSE |
DELTA関数 | ①と②の数値が同じなら1, 異なれば0 |
EXACT関数 | ①が②の文字列が同じならTRUE, 異なればFALSE(大文字小文字も判別) |
具体例は下図のとおりです。
ポイントとしては
- 数値の123と文字列の123は、EQ関数だとFALSEで異なる判定です。一方DELTA関数は1、EXACT関数はTRUEと同じの判定をされます(4行目)
- 半角のabcと全角のABCは、EQ関数だとTRUEで同じとしてみなされます。他方EXACT関数はFALSEを返して不一致の判定をします(6行目)
です。微妙に異なるのでぜひ使い分けましょう。
演算子の関数
EQ関数が「=」を表すのと同じように「<>」や「>=」といった演算子も関数にて比較できます。演算子の代表的な関数は次のとおりです。
関数名 | 演算子記号 | 意味 |
---|---|---|
EQ関数 | = | ①と②が同じ |
NE関数 | <> | ①と②が異なる |
LT関数 | < | ①が②より小さい |
LTE関数 | <= | ①が②以下 |
GT関数 | > | ①が②より大きい |
GTE関数 | >= | ①が②以上 |
シャワーズ
関数で表せるとはいえ、直感的にわかりやすいのは「=」や「>=」の記号なので、実務では記号で計算するほうがおすすめです!