スプレッドシート

スプレッドシートのPOWER関数は累乗・べき乗

スプレッドシートのPOWER関数

スプレッドシートのPOWER関数とは

スプレッドシートのPOWER関数は、指数で累乗した数値を計算するための関数です。具体的には、底と指数を指定して、底を指数回だけ乗算します。例えば、セルA2の数値を4乗した値は、「=POWER(A2, 4)」と入力することで求められます。

POWER関数の構文

=POWER(底, 指数)
  • 指数でべき乗する数値
  • 指数をべき乗する指数

底と指数の関係は次のとおりです。下図の場合で言えば、左から見た順に「=POWER(2, 3)」といれればOKです。

POWER関数の使い方

例:2乗する

POWER関数で2乗をしたいときには、底には2乗させたい数を記載し、指数には「2」を記載しましょう。下図では「=POWER(A1,2)」としています。

別解1:POW関数を使う

POW関数はPOWER関数を同じ役割を果たします。たとえば「=POW(A2,2)」といれれば、画像のとおりA2セルの2乗を表します。

別解2:「^(ハット,キャレット)」を使う

べき乗を表す方法として「^(ハット,キャレット)」を使うのも可能です。これならPOWER関数やPOW関数を使わずとも表現できます。たとえば、「=A3^2」とするとA3セルの2乗を表せます。

POWER関数のエラー・注意点

POWER関数の注意点というよりは、累乗の注意点ですがよくあるパターンについていくつか紹介します。

0の累乗は0

0を正の数で累乗すると0になります。たとえば「=POWER(0,2)」は0になります。

0乗するとなんでも1

任意の数を0乗すると1になります。たとえば「=POWER(10,0)」は1になります。

0の0乗は1

上記2点をふまえて0を0乗すると、1になります。そのため「=POWER(0,0)」は1です。