スプレッドシート

スプレッドシートのCOUNT関数は数字のみを数える

スプレッドシートのCOUNT関数

スプレッドシートのCOUNT関数とは

スプレッドシートのCOUNT関数は、データ内の個数を数えるのに便利な関数です。具体的には、指定した範囲内の数値の個数を集計表示します。たとえば、「=COUNT(D1:D11)」のように記載し、D1:D11すべてに数値が入っていれば「11」と表示してくれます。

COUNT関数の構文

=COUNT(値1, [値2,] ...)
  • 値1:数えたいセルないし範囲を指定
  • 値2:数えたいセルないし範囲を指定(任意)
シャワーズ

COUNT関数は指定されたセル内の「数値」を数えます。数値以外も数えたい場合にはCOUNTA関数を使用しましょう!

COUNT関数の使い方

COUNT関数の使い方は、かっこの中にカウントしたいセルないし範囲をいれるだけでOKです。下図の例では「=COUNT(D2:D13)」にて、D2〜D13までのうち数値の入ったセル数を数えています。

範囲指定せず1つずつ書くこともできはしますが、時間がかかるためあまりおすすめはしません。

COUNT関数に関連した関数

COUNTA関数

COUNTA関数は、スプレッドシートで値の個数を数える関数です。範囲内の値の入っているセルの個数を算出できます。たとえば「=COUNTA(B2:B13)」とすれば、B2:B13に含まれている空白以外のセルをまとめて数えてくれます。

COUNTIF関数

COUNTIF関数は、スプレッドシートで条件に合致するセルの個数を数える関数です。特定の文字列を含むセルや特定の値以上のセルなどをカウントできます。「=COUNTIF(B2:B13,”*ボール*”)」とすると、範囲内のうち「ボール」をどこかに含む文字列の数をカウントします。

COUNTIFS関数

COUNTIFS関数は、スプレッドシートで複数の条件に合致するセルの個数を数える関数です。また、条件を数字の範囲や文字列の部分一致で指定することもできます。たとえば「=COUNTIFS(B2:B13,”*ボール*”,D2:D13,”>3″)」とすると、B列で「ボール」が含まれかつ、D列では「3」より大きい数という条件をクリアした行だけをカウントします。

COUNTUNIQUE関数

COUNTUNIQUE関数は、スプレッドシートで重複を除外したデータの件数を数える関数です。範囲内の重複を削除した値の個数をカウントできます。たとえば「=COUNTUNIQUE(D2:D13)」とすると、D列のうち重複を除いた2,3,4,5,6,7,8,9の8種類としてカウントしてくれます。

COUNT関数のエラー・注意点

数字以外はカウントしない

COUNT関数は数字を数える関数のため、数字以外はカウントしてくれません。下図のように文字列を数えようとしても、0が結果として返ってきます。もし行数を数えたいのであれば、数字の入っているD2:D13を範囲とするか、COUNTA関数を使うかの調整が必要です。

全角数字はカウントしない

COUNT関数は全角数字もカウントしてくれません。下図ではD2:D7が全角数字になっているので、COUNT関数を使っても数に反映されていません。

この場合は素直に半角数字を使うことで解消できます。