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スプレッドシートでの割り算
スプレッドシートで割り算をするための関数はありません。代わりに「/(スラッシュ)」を使って、割り算の計算をします。たとえば「=12/3」とセルに打ち込むと、結果に4が返ってきます。
割り算の構文
=数値A / 数値B
- 数値A:割られる数
- 数値B:割る数
数値の並びは「÷」を使うときと変わりません!たとえば「10÷5」をしたいときには「=10/5」とします!
割り算の仕方
[基本]直接数値を入力
割り算をする際には「=12/2」のように、「=(イコール)」と「/(スラッシュ)」を使って計算します。「12÷2」をするなら、まず「=」を先頭につけて「÷」を「/」に置き換えて完成です。
[応用]セルを入力
直接数字を打ち込まずともセルの場所を指定しても計算ができます。下図では「=A3/B3」とC3セルに打ち込むことで、内部的に「=24/3」と置き換えてもらって、計算結果として8が表示されています。
割り算のエラー・注意点
[#DIV/0!]関数 DIVIDE のパラメータ 2 にはゼロ以外を指定してください。
「[#DIV/0!]関数 DIVIDE のパラメータ 2 にはゼロ以外を指定してください。」というエラーは割る数が「0」のときに表示されるエラーです。たとえば、「=12/0」のような計算が当てはまります。
セルの場所を指定しても割る数に0が含まれていたら同じようにエラーになります。
エラーを解消するには割る数を0以外に設定しましょう。割る数が「0」の割り算は数学的にできない決まりになっているため、計算式を変更するのが主な対処法です。
IFERROR関数で表示を変更する
IFERROR関数を使うと、「#DIV/0!」のようにエラーが出た場合の表示を変更できます。計算式の都合上どうしてもエラーが発生してしまう際には、「=IFERROR(12/0,”-“)」のように書くことでエラー表示は解消できます。
「=IFERROR(A3/B3,”無効”)」のようにして、不適切な数値であることを明示するのもよいでしょう。
また、単に「=IFERROR(12/0)」のように記載すれば、エラーが出た際は表示なしという指定もできます。
IFERROR関数を使っても計算結果がエラーであることには変わりないので、本来0になってはいけないのなら、割る数が0以外になる調整を優先したほうがよいです!